花粉と接触してから数分~数時間でくしゃみや鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、涙、充血などの症状が現れます。症状を繰り返すと喘息発作が起こることもあり、そのほか皮膚や喉のかゆみを訴えるケースも少なくありません。また、胃や腸などがアレルギーを起こすと消化不良や食欲不振、便秘、下痢になったり、偏頭痛を伴ったりすることもあります。
症状発現後の治療方針などについては、通年性【アレルギー性鼻炎】とほぼ同様です。ただし、花粉症は予防的治療法(初期療法)によって症状を軽くすることができます。初期療法の開始時期は、花粉飛散開始の約2週間前が目安です。よって、自分がどの花粉にアレルギーがあるのか、その花粉はいつ頃から飛散するのかを把握することで、この予防的治療が可能になります。
……続きを読む高血圧症は合併症が現れるまで自覚症状がない危険な病気です。放置しておくと動脈硬化から脳卒中や心筋梗塞など恐ろしい合併症を招きます。高齢になると血圧はある程度高くなりますが、「年のせい」と軽視しないこと。50歳以下で高血圧と診断された場合は、きちんと治療を!
新型インフルエンザは、患者が咳やくしゃみをした時のしぶきに含まれる病原体(ウイルス)を周囲の人が吸い込むなどにより、体内に取り込むことで感染が広がっていきます。
感染の広がりを予防する一つの方法として、この感染が広がっていく経路を遮断することが必要です。そのために、手洗い、咳エチケットを行いましょう!
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。
外出先から帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。
咳やくしゃみが直接人にかからないようにカバーしましょう。
〈咳やくしゃみをするときは〉続きを読む
耳の穴がふさがって聞こえにくくなるのは、おできや耳垢栓塞(耳垢が耳の穴をふさいだ状態)が考えられます。まれに『先天性鎖耳』といって、生まれつき耳の穴がふさがっているケースもあります。
鼓膜が破れたり、急性、慢性の中耳炎で起こります。
小学生などでも、まわりに気づかない程度の軽い難聴(聞き返し、ぼんやりするなど)があります。
これを耳管狭窄症といい、鼻カタル・扁桃肥大・アデノイドなどの、鼻やのどの病気によって、耳管の働きが障害されて起こります。
内耳の障害による難聴は非常に多く、脳膜炎、はしかや耳下腺炎の重症、梅毒、いろいろな急性感染症などが原因となるほか、原因不明の場合も少なくありません。