医療法人社団 亮光会
菅原眼科
- 眼科

豊富な経験と、最新の医療で… 生涯良く見える目の維持
ふるさとオホーツクブルーの空を、一生涯見て幸せを感じてもらいたい―。そんな理念を掲げ2020年11月、生まれ故郷である北見市に開業した菅原眼科(院長・菅原亮一氏、眼科医歴26年)。開業約2年半で、すでに2400件を超える白内障手術を執刀した菅原亮一院長。2022年12月には医療法人化を行い、新しい医療をより積極的に、よりスムーズに取り入れることが可能となる体制を整えた。進化を続ける菅原眼科の近況を院長に伺った。

菅原 亮一 院長
北見市出身
1997年 旭川医科大学医学部医学科卒業。
2020年に菅原眼科開設。
眼科医療を通じて、ふるさと北見市・オホーツク地域の方々に明るく充実した人生を送っていただくお手伝いをするために努力してまいります。
■患者様のニーズに応えるため、診療に5本の柱
―開業約2年半で新規の患者様が9000人を超えるなど、順調に医療実績を伸ばしてこられました。特に白内障の手術執刀数は、年間で1000件を超え、オホーツク管内随一の数と言えます。効率的な医療提供のため、どのような取り組みをしておられますか?
菅原院長 可能な限り多くの患者様の治療にあたり、生涯良く見える目を維持して頂くため、当院は5つの診療方針を掲げています。
①短い待ち時間、少ない負担で診察する
②待機期間を短く早期に白内障手術を行う
③緑内障の早期発見とフォローアップの継続
④糖尿病網膜症の早期発見とフォローアップの継続
⑤近視進行抑制治療の普及
これら五項目をスタッフ一同で協力し、クリアしてきたことが現在の治療実績に繋がっています。

網膜断層撮影(OCT)や無散瞳広角眼底カメラなどを活用し、白内障、緑内障をはじめ糖尿病網膜症の早期発見・早期治療に努めております
―①「待ち時間短縮、診察負担の軽減」について伺います。
菅原院長 一人でも多くの患者様の治療にあたるためには、医療器機やシステムの充実が欠かせません。当院では無散瞳広角眼底カメラ、診察順番管理システム、マルチモニターと連動した電子カルテなどを活用し、効率的な診療を行うことを心掛けております。
―二番目の項目に該当しますが、以前のオホーツク管内では、白内障の手術は半年待ち・一年待ちが当たり前という話でした。
菅原院長 現在のところ当院では、診察から1か月以内での白内障手術の提供に努めております。乱視を改善する機能を持ったトーリック眼内レンズや、遠近両用の多焦点眼内レンズを使用した白内障手術も可能です。自動車運転免許の更新を控え、早急な視力の改善が必要な方にも柔軟に対応しております。
―貴院は③緑内障、④糖尿病網膜症の早期発見と治療でも高い実績があります。
菅原院長 日本では失明の二大原因といえる疾患で、重症化するまで自覚症状が出ないという共通点があります。早期発見で進行を食い止めることが重要なため、当院では網膜断層撮影(光干渉断層撮影:OCT、光干渉断層血管撮影:OCTA)、無散瞳広角眼底カメラなどを活用し、緑内障や糖尿病網膜症以外の目的で受診された患者様であっても、早期発見できる体制をとっております。
―⑤近視進行抑制治療の普及に関連しますが、菅原先生は近視のお子様が増えていることに警鐘を鳴らしておられますね。
菅原院長 昨今のデジタル機器の普及などにより、近視のお子さまが爆発的に増加しています。たかが近視と考えがちですが、近視の程度が強くなると、大人になってから失明につながる重大な病気を引き起こす可能性もあります。近視を進行させない取り組みが重要であると考え、近視進行抑制の啓発や治療に積極的に取り組んでおります。治療法として、低濃度アトロピン点眼や就寝中装用コンタクトレンズ(オルソケラトロジー)などがございます。お子さまの近視でお悩みの方は当院にご相談ください。
■集中制御パルス光療法など新しい治療を導入
―オホーツク管内では初の導入となる集中制御パルス光療法について教えてください。
菅原院長 集中制御パルス光療法(Intense Pulsed Light : IPL)とは、元々は皮膚科領域において肌の老化の症状を改善する目的で行われてきた療法で、最近では眼科領域においても、ドライアイの治療を目的に普及してきました。ドライアイの患者様の80%以上が、マイボーム腺(瞼の縁にある涙の成分を分泌する組織)機能不全を伴っていると言われており、IPLはマイボーム腺機能不全に対して大きな効果を発揮します。近年、外来診療において実感するのは、ドライアイおよびマイボーム腺機能不全に悩まされている患者様がとても多く存在しているという点です。目の渇きが目薬で改善しない患者様にとって、IPLは状況を打開するための大きな光明となることが期待されております。

集中制御パルス光療法をオホーツク管内で初導入。ドライアイやマイボーム腺機能不全の治療で大きな効果が期待できる
■手術への恐怖心は低濃度笑気麻酔でケア
―22年5月から使用を開始した低濃度笑気麻酔についても教えてください。
菅原院長 安全性の高い麻酔方法で、歯科医療などではお子さまの治療に幅広く用いられておりました。「目の手術は怖い」と感じられる患者様のために、当院では昨年5月から使用を開始しました。ご利用くださった患者様からは好評で、手術時の極度の緊張による血圧上昇の予防などに対しても効果を発揮しております。
―さて、貴院は昨年12月に医療法人化(医療法人社団 亮光会)を行いました。どのような狙いがありましたか?
菅原院長 新しい医療をより積極的に、よりスムーズに取り入れることが医療法人化によって可能となります。法人名にある「亮光」には「明るい光」「明かり」という意味があり、当院の建物の大きな天窓とともに、治療を受けられた患者様の瞳に「明るい光」を届けたいという、当院設立の理念が込められております。
■22年12月に医療法人化、更なる地域医療貢献へ
―貴院の地域医療における役割は、今後ますます大きくなります。地域住民の方にメッセージをお願いします。
菅原院長 「眼科医療を通じて、オホーツク地域の皆様に明るく充実した人生を送っていただくために尽力する」のが当院スタッフの願いです。私自身にも、旭川医科大学病院や北見赤十字病院など基幹病院で培ってきた眼科医療技術を、故郷・オホーツク地域にお住まいの方々に還元したいという強い思いがあります。ライフワークである白内障はもちろん、緑内障や糖尿病網膜症などの治療にも引き続き全力で臨んでまいります。新しい医療技術の導入に努め、一人でも多くの患者様に「生涯よく見える目」を維持していただき、心ゆくまでオホーツクブルーの空を楽しんで頂くことを願っております。目の不調を感じる方はぜひ、当院にご相談ください。

最新の機器を備え、清潔、広々、微細な震動も生じない強固な手術室で、精度の高い手術を行っている

オホーツクの真っ青な空を眺められる菅原眼科の天窓。手術でよく見える目を取り戻し、眼帯を外した時に感動してほしいという願いが込められている
※メディカルケアガイド2023年北見市版に掲載されたインタビュー記事です
診療時間
時間 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 祝 |
8:30~11:00 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | |||
14:00~17:00 | 1 | 1 | ||||||
※火・水・木の午後は手術 ※月曜午前と金曜午前の受付時間は8:30~11:30 休診日:土曜・日曜・祝日 |
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