医療法人社団 正寿会
秋山ウィメンズ・ARTクリニック
- 乳腺外科
- 産科
- 婦人科
- 麻酔科

不妊治療と診療を強化 分娩は函館中央病院と連携体制へ
1987年の設立以来、函館地域の女性の健康を支え続けてきた秋山記念病院。2024年4月から「秋山ウィメンズ・ARTクリニック」と名称を変更、同時に医師を1人増員し、診療と不妊治療の強化に踏み出した。秋山 實男院長と、新たに同院に加わった橋本 和法医師に、クリニック改革のポイントを伺った。

秋山 實男 理事長・院長

橋本 和法 医師
―はじめに、病院名を変更した理由を教えてください。
秋山院長 4月から当院は、函館中央病院と連携分娩体制をとることになりました。妊娠37週までの妊婦健診は当院、38週以降の妊婦健診・分娩・1か月健診は函館中央病院にて対応します。分娩を当院で行わない分、診療の強化を図ることにし、新たに橋本 和法医師を当院にお迎えしました。医師4人体制のもと診療枠を拡大し、婦人科全般の診療と不妊治療・高度生殖補助医療等に全力を挙げて取り組んでまいります。
―貴院は1987年の開設以来、不妊治療や高度生殖補助医療にも力を入れていらっしゃいます。ART(生殖補助医療:assisted reproductive technology)について教えてください。
秋山院長 体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)や、胚移植(ET)・胚凍結等の不妊症治療法の総称がARTの一般的な定義です。つまり卵子と精子、あるいは胚を取り扱い、妊娠へと導く治療がARTです。不妊治療中、あるいは不妊治療をお考えのご夫婦を対象に、当院では生殖補助医療説明会を定期開催(毎月第3土曜日:13時00分~14時00分・予約制)しており、好評を頂いております。ARTには様々な手法がありますので、 配布資料とスライドショーを用いてご説明いたします。治療内容をよりご理解いただくため、なるべくご夫婦でご参加ください。また、胚培養士による体外受精説明会も随時開催しておりますので、参加を希望される方は当院ホームページで日程をご確認の上、お申し込みください。
―橋本先生に伺います。秋山ウィメンズ・ARTクリニック様からの招聘を受けられ、どうお感じになられましたか?
橋本医師 私自身、もともと高度生殖医療に最も興味がありましたので、この分野で実績の高い当院に在籍できるのは、大きなチャンスだと考えました。これまでいた病院では、周産期・腫瘍の治療・女性のヘルスケアに診療の比重が置かれており、不妊治療に関しては、ほぼ一般的な人工授精しか経験できませんでした。先ほど院長のお話にもありましたが、ARTの「T」はテクノロジーのTです。不妊治療や高度生殖補助医療の第一人者でいらっしゃる秋山先生の技術を間近で拝見し、体外受精・顕微授精や胚移植などについて大いに学んでいきたいと思います。
―最後になりますが地域住民の方に、秋山院長、橋本先生からメッセージをいただけますか?
秋山院長 おかげさまで当院は、設立から35年以上が経過いたしました。これからの目標として当院では、25年以上培ってきた「ART」の実績をさらに伸ばしていきたいと考えております。道南で「ART」を専門的に提供しているのは私どもだけです。他院からのご紹介も受け付けておりますので、不妊治療をお考えのご夫婦は是非ご来院ください。また、病院名は変わりましたが、標榜している診療科(産科・婦人科・不妊症・乳腺外科)に変更はございません。特に、乳腺と子宮がんの検診が一つの施設で行える点は、患者様にとっても利便性が高いと考えております。手術が必要な場合は、速やかに基幹病院をご紹介いたしますのでご安心ください。
橋本医師 函館中央病院との連携分娩へと体制が変わり、不安に思う妊婦様もいらっしゃると思います。私自身、周産期母子医療センターで長年勤務した経験があり、連携分娩における注意点は心得ておりますのでご安心ください。また、がん診療・治療のキャリアも十分に積んでまいりましたので、早期発見のための適切な診療がご提供できると自負しております。ヘルスケア全般に関しても力を入れておりますので、どうぞご利用ください。

不妊治療を支える医療機器

整備の整った手術室
※メディカルガイド2024年函館市版に掲載されたインタビュー記事です
診療時間
時間 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 祝 |
産婦人科 (予約優先制) | ||||||||
乳腺外科 (完全予約制) | ||||||||
※詳しくはホームページをご確認ください 休診日:祝祭日 |
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