2024年3月、道内の泌尿器科単科病院では初となる手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入し、ロボット支援手術を開始いたしました。前立腺がんなど、すでに多くの症例で手術を行っております。
当院では、術後の合併症(尿失禁や性機能障害など)を減らすために、手術方法にも工夫を重ねています。さらに、術後の不安をケアできるように、性機能のリハビリ・治療プログラムを用意し、患者様に安心して手術を受けられる環境を整えています。
また、予期しない合併症等に備えるため、大学病院やがんセンター、近隣の総合病院、専門病院との協力体制をとることで、迅速な処置に対応しております。
前立腺肥大症に対する低侵襲手術
排尿トラブルの原因である前立腺肥大症に対しては薬物治療、ホルミウムレーザー前立腺核摘出術(HoLEP)、前立腺吊り上げ術(ウロリフト)、水蒸気による低侵襲治療(WAVE)など、患者様の身体に負担が少ない治療を行っております。
それぞれの治療法の良い点・注意点をふまえ、患者様の病状や前立腺の状態、生活のニーズに合わせた治療を選択します。そのため、術前の説明も非常に重要な時間と考えております。
新病院が2025年に竣工予定
北海道の泌尿器科医療への貢献をより一層強めていくため、2025年夏の竣工を目標に、現在新病院の建設を進めています。ハード・ソフトの両面を整備することで「待ち時間の少ない効率的な治療」を目指しております。地域のみなさまに寄り添ってまいりますので、今後とも当院をよろしくお願いいたします。