金属アレルギーとは、金属が汗などの体液と触れる事により溶け出したイオン化物質が、身体のタンパク質と結びつく事によりアレルギー源となり、かゆみやかぶれなどの症状を起こす事を言います。金属アレルギーは大きく分けて「金属接触アレルギー」と、「全身型金属アレルギー」の2種類があります。
金属接触アレルギーとは、ネックレスやピアスなど金属が直接皮膚や体液に触れる事により溶け出したイオン化物質が皮膚から体内に侵入し、再度同じ場所に金属が触れる事によりアレルギー反応(かゆみ、発疹、水泡などのかぶれの症状)を起こします。慢性化する場合は治療が非常に困難になる場合もあります。
全身型金属アレルギーとは、歯科金属や内服薬、食品などに含まれる金属が体内に侵入し、唾液など体液により溶け出したイオン化物質がアレルギー源となり、口の粘膜や腸から吸収された後、汗として皮膚から分泌する時にアレルギー反応(繰り返す湿疹、水泡、猛烈なかゆみ等の症状)として現れます。金属接触アレルギーとは違い、全身から汗と共に出てくるので手の平や足底に多くみられます。
最近来院される患者さんに肩こり、頭痛、目の奥の痛みなどを訴える方がとても多いです。
耳鼻や眼が原因であれば耳鼻科や眼科に通院すれば改善するでしょう。しかし、原因がお口の中にあるケースもあるのです。
歯というのは食べ物をかむ為のものです。しかし、日頃のストレスや生活習慣などが原因で「くいしばり」や「歯ぎしり」をしている方が多いです。
くいしばり時に歯にかかる力は食事の時の6~8倍といわれています。それだけ大きな力が慢性的に加わっていたら歯や歯ぐき、顎や周囲の筋肉に悪影響を及ぼします。
具体的に言うと、歯がすりへったり詰め物が割れたり、ひどいと歯自体が割れてしまう事もあります。
くいしばりにより顎関節にも負担がかかるのであごの痛みで口が開けづらくなったり、また周囲の筋肉も緊張している事が多いので血流がわるくなり頭痛、目の奥の痛みなどの症状もあらわれる事もあります。
では「くいしばり」や「歯ぎしり」を気を付けるにはどうしたら良いのでしょう。
まず一番大切なのは「くいしばり」の癖を自覚する事です。ほとんどの方は「くいしばり」を自覚せず無意識でおこなっています。
本来、口を閉じて……続きを読む
子どもから大人まで、歯は大切な健康のパートナー。
口の中には様々な細菌が生息しています。歯周病とはこれらの細菌によって、歯を支えている骨や歯肉が破壊されていく疾患のことです。
現在日本人の成人の約80パーセントが歯周病といわれており、日本人が歯を失う最大の原因となっています。
歯磨きが不十分で、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に歯垢がたまり始める。これが積み重なり歯ぐきに炎症が起こる。これが歯周炎で歯周病の第一歩。
歯磨きが不十分だと、たまった歯垢が歯石となり、歯周ポケットを……続きを読む
歯磨きしているのに虫歯になってしまうのはなぜ? この疑問に答えます。
日本人の70%以上の人は1日2回以上ハミガキをしているそうです。
でも、その割には虫歯も歯周病も欧米先進国に比べて多いのが現状です。
「歯みがきしているのに虫歯になってしまうんですよね~。」患者さんからうかがう代表的なやみごとです。
むし歯を予防するための効果的な方法は「間食を減らす!」この一言に尽きます。「むし歯予防のために食べたらすぐに歯磨きしよう!」これは、ひとむかし前の考え方で、どうやら間違っていたようです。歯磨きではむし歯を予防できないのです。
むし歯を引き起こすバイ菌君は一日のうちの食事(間食、飲み物を含む)の回数が多いと活発に活動し、食事の回数が少ないとバイ菌君は活動を停止します。
「食事の回数」に含まれるのは、朝昼晩の食事、間食(どんなに少量でも何かを食べれば1回と数えます。)、甘みのある飲み物(ジュース、砂糖入りのコーヒー、牛乳etc)です。
食事・間食・飲料をあわせて、一日の飲食の回数が5回を超えると黄色信号、10回を超えると赤信号です。
飲み物は水、お茶、麦茶などを愛飲するようにして、おやつは時間を決めてコンパクトに食べる習慣を身につければむし歯を予防することができます。
歯周病は歯磨きで防げます!
歯周病は歯の周囲に……続きを読む
「この歯はどうしても治らない」と診断される場合、歯が折れたり、割れたりしていることが多くあります。これまで治療することが不可能とされていた、折れた歯の再生治療への取り組みについてご紹介します。
抜歯の3大原因は
このうち歯根破折はこれまで治療方法がないといわれ、抜歯してしまうのが通常でした。虫歯や歯周病と診断された場合にも、歯根破折を併発していることがあります。
歯が縦に割れた症例。口腔内にある状態を上から見たもの上の写真の歯を抜いたところ。縦に割れている。
歯の真ん中には歯髄腔という部分があり、その中を血管……続きを読む