最近来院される患者さんに肩こり、頭痛、目の奥の痛みなどを訴える方がとても多いです。
耳鼻や眼が原因であれば耳鼻科や眼科に通院すれば改善するでしょう。しかし、原因がお口の中にあるケースもあるのです。
歯というのは食べ物をかむ為のものです。しかし、日頃のストレスや生活習慣などが原因で「くいしばり」や「歯ぎしり」をしている方が多いです。
くいしばり時に歯にかかる力は食事の時の6~8倍といわれています。それだけ大きな力が慢性的に加わっていたら歯や歯ぐき、顎や周囲の筋肉に悪影響を及ぼします。
具体的に言うと、歯がすりへったり詰め物が割れたり、ひどいと歯自体が割れてしまう事もあります。
くいしばりにより顎関節にも負担がかかるのであごの痛みで口が開けづらくなったり、また周囲の筋肉も緊張している事が多いので血流がわるくなり頭痛、目の奥の痛みなどの症状もあらわれる事もあります。
では「くいしばり」や「歯ぎしり」を気を付けるにはどうしたら良いのでしょう。
まず一番大切なのは「くいしばり」の癖を自覚する事です。ほとんどの方は「くいしばり」を自覚せず無意識でおこなっています。
本来、口を閉じて……続きを読む