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2023/06/20 16:35
病院 | 眼科
医療法人社団 玄心会

吉田眼科医院

〒 041-0851 北海道函館市本通2丁目31-8
tel 0138-53-8311 電話をかける

眼科単科病院としては異例の規模となる、病床40床を備えた吉田眼科病院

最新の治療を求めて、東北の患者様も来訪

  • 第1駐車場(41台:病院正面から通り抜けできます)第2駐車場(29台: 病院裏手)を含め、計3カ所80台以上収容可能です

  • 1階の一般診療室。2階には入院施設とナースステーション等、3階は手術室等、4階は医局等がございます

  • 手術を執刀する吉田理事長。最新の眼科医療を求め、北海道はもちろん道外からも多くの患者様が訪れます

  • 無料送迎バスと市内シャトルバスを運行し、患者様の通院をお手伝いしております

メディカルガイド函館市インタビュー記事

※メディカルガイド2023年函館市版に掲載されたインタビュー記事です

年間1,700件超の白内障手術
眼科専門病院としては異例の規模となる40床もの入院病床を備え、50年以上にわたり函館市や道南地域医療の中核を担ってきた吉田眼科病院(1971年設立、吉田紳一郎理事長)。白内障の手術実績は年間1,700件を超え、網膜硝子体、緑内障、涙道治療など難治性疾患においても、大学病院に勝るとも劣らない最新の医療技術で治療成果を挙げている。医学博士でもある吉田理事長に、道南地域の医療にかける思いを伺った。

■眼科病院では異例、麻酔科医師が常勤体制
―現在では道内に限らず、東北地方などから貴院に足を運ぶ患者様もいらっしゃると伺いました。北日本における眼科医療の拠点の一つとなった現状をどう分析していらっしゃいますか?
吉田理事長 まず眼科病院であるということで、常に複数の医師(23年6月現在は5名)が在籍している強みが当院にはあります。各医師がそれぞれ独自の専門性を発揮することで患者様の幅広いニーズにお応えすることができ、また時には道内外から医師をお招きし医療交流を重ねることで、最新の医療技術を絶え間なく患者様に提供してまいりました。また地域医療の中核として施設面でも40床の病床を備え、看護師・視能訓練士などのスタッフも必要な人数を確保してきたことが患者様からの信頼に繋がったと考えております。

―麻酔科の医師が常駐している点も貴院の特筆すべき特徴の一つです。麻酔科のある眼科単科病院は全国的にも少なく、患者様が病院を選ぶ安心感にもなります。
吉田理事長 当院では開院以来、地域医療への貢献を大切にし、眼科のない町立病院や老人介護施設への出張診療を定期的に行ってまいりました。そうした施設で手術が必要な患者様がいらっしゃる場合、当院にて手術をすることになりますが、ご高齢で認知症のある方やお子様の手術では、術中に体を動かしてしまうなどの危険性があるため、全身麻酔による手術が多くなります。また当院で行う手術は元々、網膜硝子体手術や涙嚢鼻腔吻合術など時間を要する手術も多く、安全かつ患者様の痛み・不安軽減のため麻酔科医師の存在は大きな利点となっております。

―貴院の手術実績を拝見しましたが、特に白内障手術の実績(年間執刀数1,700件超)には目を見張るものがあります。理事長ご自身が白内障の研究に長年携わり、学会で発表を重ねてこられたと伺いました。白内障の特徴や手術について伺います。
吉田理事長 白内障とは、カメラのレンズにあたる水晶体が混濁し、視力が低下する病気です。糖尿病など全身疾患に起因するものや先天性の場合もありますが、加齢を原因とするものが最も多く、一般に老人性白内障と呼ばれています。いかに正確に数多くの白内障手術を行うかが、高齢化社会では問われています。当院では手術の効率化を図るため、 V―Lynkシステム(白内障術中診断システム)という最新の医療機器を導入し、以前に比べより早く、しかも安全・正確な手術が可能となっております。

V―Lynkシステムで正確に眼内レンズを選択
―貴院は厚生労働省の承認医療機関であり、白内障手術では先進医療である多焦点眼内レンズの施術実績が豊富です。V―Lynkシステムと併せて教えてください。
吉田理事長 白内障手術では濁った水晶体を、眼内レンズという人工の水晶体に取り換えます。眼内レンズには単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズなどがあり、保険適用内の手術では単焦点眼内レンズを使用することになります。単焦点眼内レンズの場合、遠くか近くのどちらかにしか焦点を合わせられないため、術後はメガネなどによる補正が必要な場合があります。一方、遠近どちらにも焦点を合わせることができるよう開発されたものが多焦点眼内レンズで、白内障手術によって失われるピント調節機能を、個人差はありますが 一部回復させる可能性があります。以前の白内障手術では、術前検査の予測で眼内レンズの度数を決定していたため、術後のピント調整がしっくりこない場合がありました。しかし当院が導入したV―Lynkシステムでは、手術中の患者様の眼の状態を、全米の200万を超えるデータとリアルタイムで照らし合わせ、患者様一人ひとりに合った度数を決定します。V―Lynkシステムの活用により、多焦点眼内レンズを希望された患者様の場合、ピントが合わない不具合はほとんどなく、手術は概ね10~15分程で終了します。

■硝子体手術など難治性疾患でも高い治療実績
―白内障治療以外にも、硝子体注射や硝子体手術、緑内障治療、涙道閉塞治療で実績を挙げておられます。
吉田理事長 硝子体注射の主たる治療目的は加齢黄斑変性症で、特に網膜付近にできる新生血管が原因となる滲出性加齢黄斑変性症の治療においては有効な治療法です。最近ではほかにも、糖尿病による浮腫や眼底出血の治療などでも硝子体注射の適応を拡大し、効果を上げております。一方の硝子体手術とは水晶体と網膜の間にある硝子体と呼ばれる組織を除去し、網膜剥離・網膜裂孔など網膜硝子体の病気を治す難しい手術です。白目の部分から非常に細い器具を眼内に挿入し、硝子体の切除や網膜の治療を行います。手術時間は通常1~2時間かかり、疾患により数日~2週間の入院加療が必要です。緑内障については点眼薬の進化が目覚ましく、基本は点眼による薬物療法を試し、眼圧が正常化されない場合はレーザー治療や手術を行います。また涙腺疾患については、専門の佐藤浩介副院長が治療に全力を尽くしておりますので、涙が出てお困りの方や、涙嚢炎でお悩みの方はご相談ください。

―眼科診療のほか、2017年からヘルスケアにも取り組んでおられます。
吉田理事長 ドライアイやマイボーム腺疾患の治療のために導入したIPL(光照射)治療には美肌効果もあるため、ヘルスケアの提供も行っています。男性の方にも好評で、マスクをしているうちにシミを改善したい中高年の方、ニキビを治したいという若い方にもお越しいただいております。そのほかピコレーザー、エレクトロポーション、各種ピーリングなど多くの方にご利用いただいております。今秋には新機種の導入が決定しており、さらに充実した内容でご提供可能となります。

■地域医療を支え52年、送迎バスで通院お手伝い
―開院から52年、函館をはじめ道南地域の方々の眼の健康を支え続けてこられました。地域住民の方にメッセージをお願いします。
吉田理事長 先代の時代から遠方への無料送迎バス、市内のシャトルバスの運行や自宅送迎などで患者様の通院のお手伝いをさせていただいております。併せて郡部の町立病院への出張診療、老人介護施設への往診などを今後も継続し、地域医療への貢献に努めてまいります。 眼の健康について何か不安がございましたら、ぜひ当院にご相談ください。

診療時間

時間
9:00~18:00
9:00~17:00

休診日:日曜・祝日

理事長:吉田 紳一郎

1985年、金沢医科大学卒業。
2002年、JOHNS HOPKINS 大学留学。
獨協医科大学准教授などを経て、16年より現職。
日本眼科学会・指導医。
医学博士。
医療法人社団 玄心会

吉田眼科医院

041-0851
住所
北海道函館市本通2丁目31-8
tel
0138-53-8311 電話をかける
HP
https://yoshidaganka.com/
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