2001年の開院以来、地域の皆様に支えられてきた環状通り眼科は、秋葉純院長の退職に伴い、2023年7月から籠川浩幸院長となり再スタートしました。今までは外来診療のみでしたが、籠川院長の「地域の皆様に見える喜びを身近に提供したい」との思いから、新たに手術室を新設し、日帰り「白内障手術」「硝子体手術」が可能になりました。
当院では最新の3Dデジタルアシスト手術システムを導入しています。この手術システムは、道内では大学病院も含め数台のみで、当院では最新バージョンを道内で最初に導入しました。3Dデジタル手術では、4Kの55㌅大画面モニターに映像を強拡大することができ精密な手術をすることができます。また、映像をデジタル加工することで明るさを調整することができるため、手術顕微鏡の光量を大きく下げて手術をすることができます。これにより患者さまの手術中のまぶしさや、光による網膜障害を大きく減らすことができ、患者さまの眼に負担の少ない手術を行うことが可能です。
また、最新の白内障検査機器 (イメージガイドシステム) で得られたデータを直接大画面モニターに投影することで、より精度の高い手術が可能です。前任の旭川医科大学病院及び旭川赤十字病院での1万件以上の手術経験を基に、一般的な白内障手術はもちろん、他院では難しいとされるような難症例の白内障手術、硝子体手術にも日帰り手術で対応しています。さらに手術に対する不安が強い方には、安心して手術を受けられるよう低濃度笑気麻酔を導入しています。白内障手術の眼内レンズは、最新の多焦点眼内レンズ(遠くにも近くにもピントが合うレンズ)にも対応しています。
この他にも、結膜炎やものもらいなどに対する治療をはじめ、緑内障に対するSLTレーザー治療、加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管に対する抗VEGF薬硝子体注射など、幅広い診療ニーズに対応しています。診察時には、検査機器で得られた画像を診察室の大きなモニターに映し出しながら説明し、患者様に安心していただけるように努めています。