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2024/06/07 10:19
病院 | 内科リハビリテーション科泌尿器科

八軒内科ファミリークリニック

〒 063-0845 北海道札幌市西区八軒五条西1丁目 (八軒郵便局となり)
tel 011-500-2498 電話をかける

院内は生活習慣病など一般の患者様と、感染症が疑われる患者様の導線が分けられた構造になっておりますので、安心してご来院ください

2021年10月4日 西区八軒に新規開院 救急医による訪問診療と総合診療外来のクリニック

  • 院長 大坪 優介 (写真 前列中央)

  • 当クリニックの受付です。初診と月初めの診療では、保険証をご提示ください

  • さまざまな疾患に対応するため、外来診療はもとより、訪問診療用にもレントゲン・エコー・心電図・血液尿検査機器など、各種医療機器を完備しております

  • 大坪優介院長(写真左)と泌尿器科の丸尾一貴医師

専門である救急医療とリハビリテーションの経験を活かし、「総合診療外来クリニック」であると同時に「在宅療養支援診療所」という側面も持つことで、街の総合診療科医として、患者さまひとり一人のステージにあった医療を適切に積極的に連続的に提供します



メディカルケアガイド札幌市西区インタビュー記事

※メディカルケアガイド2023年西区版に掲載されたインタビュー記事です

365日24時間体制 質の高い訪問診療を実現
札幌市西区の八軒内科ファミリークリニック(2021年10月開院、院長・大坪優介氏)は今年4月、訪問診療の更なる強化に踏み切った。クリニックとしては異例の医師9名体制を整え、同時に訪問看護ステーションを開設。開院わずか2年弱で「総合診療外来クリニック」と「在宅療養支援診療所」という二枚看板を並立させた大坪院長にお話を伺った。

院長となった現在も救命救急センター勤務
―若くしてクリニックを開院された大坪院長ですが、医師になることやご自身の診療所を持つ夢は、いつ頃から抱いておられましたか?
大坪院長 医師になりたいと思うようになったのは、幼少期を過ごしたインドネシアでお世話になった医師の影響が大きかったと思います。その方は、体調不良やケガなど幅広い診療を常にご自身も勉強しながら行ってくださり、まさに家庭医のような存在でした。自分が医師となってクリニックを開院したいま、あの診療こそが開業医の理想形だと確信できます。

―大坪院長は「救急集中治療医学」と「リハビリテーション医学」がご専門です。開業される医師としては珍しいキャリアですが、両科を専攻された経緯を伺います。
大坪院長 救急医を目指すきっかけとなったのは、中学時代に遭遇した交通事故でした。自分は目の前の負傷者に何もしてあげられないという状況が悔しくてなりませんでした。それ以来、迅速に患者様の治療にあたる救急医になりたいと考えておりました。

―二つ目の専門性として「リハビリテーション医学」もご専門にされたということは、救急医療とリハビリテーションは切り離せないとお考えになられたからですか?
大坪院長 命に関わる急性期医療には元々興味がありましたが、いつしか、慢性期まで幅広く診られる医師になりたいと考えるようになりました。そこで、大学卒業後はまずリハビリテーション科へ進み、後に救急集中治療医学を学ぶことにしました。リハビリテーション科では、障害者福祉支援や医療制度についても知識を深めました。救急専門医として患者様の治療にあたるだけではなく、お身体に障害が残った場合でも、社会制度を最大限活用した療養の仕方がご提案できると思います。

―クリニックの院長となられた現在でも、週に一回、手稲渓仁会病院の救命救急センターで勤務されていると伺いました。どういったお考えで兼務されているのか、情熱の源を教えてください。
大坪院長 情熱というよりは、正しい医療を提供しなくてはいけないという恐怖心かもしれません。クリニックでは救急専門医が私一人でもあり、自身の診療に対するフィードバックが限られてしまいます。しかし基幹病院の救急医療に携わることで、他の救急専門医の方々の先進的な処置や治療を間近で見ることができ、私自身の知識をアップデートすることができます。また、基幹病院にお勤めの各専門医の方々と連携を深めることで、自分の診療の幅を広げることもできると考えています。

救急医の指揮のもと、各科専門医が全力診療
―救急集中治療にあたる医師は、音楽でいう指揮者に例えられております。貴院は内科、循環器内科、泌尿器科、消化器内科、脳神経内科、呼吸器内科など幅広い専門医が在籍する総合診療クリニックです。救急専門医の大坪院長がタクトを振ることで、他のクリニックにはない専門医同士のシナジーが生まれますね。
大坪院長 ありがたいことに、当院には幅広い専門性を持つ医師が集まってくれました。救急専門医として私の主な役割は、複合疾患に対する治療の優先順位をマネジメントし各専門の医師にお伝えすることや、患者様の容態急変を見逃さず評価することです。そういった意味で、救急医がクリニック内にいることが他の専門医にとっても安心材料となり、それぞれの診療に集中できるなど相乗効果が期待できます。

―今年4月から強化された訪問診療センターについて伺います。365日24時間体制になった経緯を教えてください。
大坪院長 救急医としてのキャリアの中で、「防ぎえた救急搬送や入院を減らしたい」と常に考えておりました。そのため当院では、開院当初から訪問診療に力を入れてきました。今年4月に泌尿器科医の丸尾一貴医師を当院にお迎えしたことで、医師9名(常勤医2名、非常勤医7名)体制となり、一層充実した訪問診療の提供が可能となりました。同時にアーク訪問看護ステーションを開設し、計11名の看護師が在籍しております。スタッフの総力を結集し、365日24時間体制で在宅療法をご支援いたします。

外来や入院治療と遜色ない在宅診療を一年中提供
―大坪院長の目指す、理想の訪問診療とはどのようなものですか? 貴院ならではの取り組みと併せて教えてください。
大坪院長 「在宅医療には限界がある」とか「終末期のための医療」という一般的なマイナスイメージを覆し、「外来や入院と変わらないレベルの在宅医療を提供する」という考えのもと、訪問診療でも様々な機器を用いて客観的な医療を提供しているのが当院の特色です。ポータブル検査機器(レントゲン、心電図、エコー、血液検査など)を完備しておりますので、クリニックの外来診療と遜色のない質の高い治療が可能となっております。また、終末期のがん治療に精通した丸尾先生の加入により、当院の訪問診療はさらに進化いたしました。末期がんに対する薬物療法がご自宅で可能となり、看取りまでお任せいただけます。

―在宅療法中に、基幹病院へやむを得ず搬送する場合の基準はありますか?
大坪院長 基幹病院に搬送することでプラスαの治療ができ、患者様とご家族が希望される場合は迅速に手配いたします。ただ、入院となっても当院が在宅にて提供する治療と変わらない場合が多いので、搬送することが逆に患者様の負担とならないよう、状態を正しく把握する必要があります。

―ご開院から2年弱で体制も強化され、貴院を頼りにしておられる患者様がたくさんおられます。地域の皆様にメッセージをお願いします。
大坪院長 当院には「総合診療外来クリニック」と「在宅療養支援診療所」という二つの顔があります。「何か困ったら、ひとまずハチクリへ‼」と思ってくだされば幸いです。外来に関しては、生活習慣病など一般の患者様と、感染症が疑われる発熱等の患者様の導線がきちんと分けられた施設ですのでご安心ください。また、泌尿器疾患や性感染症等でお悩みの方は、人目を気にせず通える当院まで是非お越しください。現在通っている病院への通院が困難な患者様は、4月から強化した当院の訪問診療センターへご相談ください。スタッフ一同、皆様のご利用をお待ちしております。

診療時間

時間
9:00~12:00
14:00~18:00
14:00~18:00(泌尿器科)
10:00~14:00
※水曜午後は往診のため、午後の外来診療は休診となります。

休診日:日曜・祝日

院長:大坪 優介

恵み野病院(初期研修医)、札幌医科大学 リハビリテーション医学講座 助教、札幌医科大学 救急医学講座 高度救命救急センター 助教、手稲渓仁会病院 救命救急センター 医長等を経て、2021年に八軒内科ファミリークリニック開院、現在に至る。


【所属学会】
日本救急医学会
日本リハビリテーション医学会

八軒内科ファミリークリニック

063-0845
住所
北海道札幌市西区八軒五条西1丁目
(八軒郵便局となり)
tel
011-500-2498 電話をかける
HP
https://www.8ken-familyclinic.com/
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