耳の穴がふさがって聞こえにくくなるのは、おできや耳垢栓塞(耳垢が耳の穴をふさいだ状態)が考えられます。まれに『先天性鎖耳』といって、生まれつき耳の穴がふさがっているケースもあります。
鼓膜が破れたり、急性、慢性の中耳炎で起こります。
小学生などでも、まわりに気づかない程度の軽い難聴(聞き返し、ぼんやりするなど)があります。
これを耳管狭窄症といい、鼻カタル・扁桃肥大・アデノイドなどの、鼻やのどの病気によって、耳管の働きが障害されて起こります。
内耳の障害による難聴は非常に多く、脳膜炎、はしかや耳下腺炎の重症、梅毒、いろいろな急性感染症などが原因となるほか、原因不明の場合も少なくありません。
症 状 | 考えられる病気例 | |
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耳が痛む | 耳のまわりや入り口に近いところが痛む |
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耳の奥のほうが、刺すように痛む |
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耳の外傷があって耳が痛む |
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その他の病気で耳が痛む |
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耳がかゆい | 耳や耳の穴がただれてかゆい |
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耳がかわいてかゆい |
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耳だれ(耳漏) | サラサラした耳だれが出る |
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ネバネバした耳だれが出る |
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くさい耳だれが出る |
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あめ状の耳だれが出る |
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耳がはれる | 耳の穴がはれる |
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耳のまわりがはれる |
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鼻は呼吸や嗅覚、声の共鳴に関わる大切な器官です。鼻の病気は、こうした機能に影響を及ぼすほか、鼻汁や鼻づまりなどのつらい症状を引き起こすために、日常生活にも大きく影響を及ぼします。気になる症状がある方は、下の項目をチェックしてみてください。
副鼻腔炎 〈急性鼻炎〉ウイルス感染よって、鼻の粘膜に急性の炎症が起きる病気です。鼻かぜともいいます。
鼻腔(鼻の穴から気道につながるスペース)に接している薄い骨で囲まれた四対の空洞を副鼻腔といいます。副鼻腔炎とは、この副鼻腔の粘膜が炎症を起こし、膿がたまる病気です。
アレルギー性鼻炎の3大症状は、頻発する『くしゃみ』と『鼻づまり』、『多量の鼻汁』です。このような症状は、鼻の粘膜が特定の物質(アレルゲン)に対して過敏に反応するために起こります。
いわゆる鼻血です。そのほとんどは、薄い粘膜の下に毛細血管が集まっているキーゼルバッハ部位から出血しています。原因としては、鼻を強くかむなどにより、粘膜が傷ついたり炎症を起こして、出血することが多いようです。
鼻づまりなどで嗅部ににおいが届かないために起こる呼吸性嗅覚障害や、頭部外傷などによる中枢性嗅覚障害などがあります。
※この診断はあくまでも目安です。チェック項目に該当する症状がある場合は、お近くの耳鼻咽喉科で受診しましょう。